皆さんこんにちは。埼玉県川口市を拠点に、東京都や千葉県で足場工事などを手掛けている株式会社西澤架設です。
高所作業を安全に施工するためには、足場職人の仕事が欠かせません。足場職人に向いている人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。また、足場職人の適正や必要スキルなどは、どのようになっているのでしょうか。
この記事では、足場職人に向いている人の特徴と併せて、足場職人に求められるスキルについて解説します。
■足場工事ってどんな仕事?
足場工事とは、高所作業に必須である足場を組む工事です。足場の組み立てには、設置場所の状態や組み立て方法、作業効率、作業終了後の解体までをトータルに考え、適切な判断が求められます。
安全な足場工事のために、工事を施工する足場職人には、知識やスキルのほかコミュニケーション能力も必要です。そのために、定められた安全衛生教育を受講します。
足場工事についての詳細は、こちらの記事で確認いただけますので、併せてご一読ください。
■足場職人に必要なスキル
足場職人は、未経験からでも挑戦できる仕事です。仕事を覚えながら経験を積んでいくと、一人前の職人をめざすことができます。
仕事のスキル以外にも、次に紹介するスキルを持っていると、仕事に大きく役立てられます。
・体力
足場職人に必要なスキルのうち、最も重要だと言えます。足場職人の仕事は、屋外で1日中動き回り、足場の材料となる金属を設置場所まで運んで組み立てる作業を繰り返します。肉体労働を毎日行うため、体力は必須です。
・集中力・注意力
足場職人は、重いものを高所で扱う作業が多く、一瞬の注意力の欠如や気の緩みが大事故につながる恐れもあります。集中力を持続させ、細かいところまで注意を向けながら仕事をすることが重要です。
・コミュニケーション能力
現場作業を安全に進めるために、職人同士で合図を送ったり声を掛け合ったりします。足場職人の仕事は1人ではできないため、協力し合いながら仕事を進めるためのコミュニケーション能力が必要です。
・繊細さ
足場を組み立てる現場のすぐ隣に、近隣住民の方々の自宅が建っていることも珍しくありません。足場工事により、住民の方々の日常生活に支障をきたすことは許されないのです。植木鉢や洗濯物などを汚したり傷つけたりしないよう、繊細で丁寧な作業が求められます。
・積極性
足場職人の仕事は、現場で実際に体を動かし、作業をしながら覚える内容が多いです。このため、積極的に作業を覚えようとする姿勢は、とても重要です。分からないことがあれば、すぐに上司や先輩へ確認し、積極的な行動を心がけましょう。
■足場職人が取得すると役に立つ資格
足場職人として仕事をするには、必ず受けなくてはならない講習と、取得しておくと役に立つ資格とがあります。それぞれの資格について、概要を解説します。
・足場特別教育
足場職人として、足場の組み立て・解体・変更の業務に就く作業員は、「足場特別教育(正式名称:足場の組立て等の作業に係る特別教育)」を受けることが義務化されています。
義務化された背景には、組み立て不備を原因とする足場の倒壊や足場からの転落など、労働災害の増加が関係しています。平成27年7月1日以降は、特別教育の科目を全て受講し、修了証を受け取った者のみが、足場組立て等の業務に就けるようになったのです。
・足場の組立て等作業主任者
吊り足場・張り出し足場・高さ5m以上の足場の組立て・解体・変更を行う現場の指揮監督者に必要な資格です。所定の条件を満たし、定められた講習を受講したうえで修了試験を受けます。講習をきちんと聞いていれば、ほぼ100%合格できます。
・足場の組立て等作業主任者能力向上教育
作業主任者の技能講習および能力向上教育を修了してから、概ね5年経過した作業主任者に対して、受講が定められている講習です。最新の法令に基づき、最新知識と技能の習得を目的としています。
・玉掛け技能講習・玉掛け特別教育
足場の資材を高所へ運ぶ際、クレーンを使って運ぶケースも多いです。吊り荷をつる・外す一連の作業を玉掛けといい、クレーンから吊り荷が落下しないよう、玉掛けの資格が重要視されています。吊り上げ荷重が1トン以上のクレーンを扱う場合は技能講習・1トン未満のクレーンであれば特別講習の受講が必要です。
・自動車免許
自動車免許があると、現場への移動や資材の運搬などがスムーズに行えます。最低でも、普通自動車免許は取得しておきたいものです。トラックを運転する現場で、中型トラックを運転できる中型自動車免許があると便利です。中型トラックは、積載量が4トン程度であり、小回りが利き運転しやすいトラックです。
■足場職人に向いてる人
足場職人に向いている人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。
・高所作業に抵抗がない人
足場職人の仕事は、高所作業がメインであるため、高い場所に抵抗がないのは足場職人への第一歩です。ただ、最初は高い場所が怖いと感じても、慣れていくと次第に抵抗がなくなっていくケースもあります。
・体を鍛えたい人
力仕事である足場職人は、筋力や体力をフル活用して仕事をこなします。足場職人の仕事のひとつに、資材を高所へ運ぶ荷揚げという作業があります。資材の重さが10キロ以上であることも多く、かなりの体力が必要です。
毎日数十キロの資材を運んでいるうちに、全身の筋肉が鍛えられるため、体を鍛えたい人には足場職人の仕事が向いています。
・向上心がある人
足場工事では、ふたつとして同じ現場はありません。現場に最適な工事の施工方法を考えたり、急なトラブルに対処したりするスキルを習得するには、現場経験を積むことが近道なのです。
常に向上心を持ち、仕事に前向きに取り組むことで、一人前の足場職人を目指せるでしょう。
・給与アップを目指したい人
足場の組立て等作業主任者の資格を取得すると、給与面での待遇改善が期待できます。また、仕事の幅を広げられることで周囲からの信頼も得られ、新たな仕事の獲得にもつながるでしょう。
作業主任者の資格以外にも、足場職人として取得を目指したい資格はいくつもあります。勤務先によっては、資格取得に対する支援制度があったり資格手当が支給されたりするところも多いため、複数の資格取得も目指していきたいものです。
・危機管理能力が高い人
足場職人の仕事は、一歩間違えればケガをするだけでなく、大事故につながるおそれもあります。現場の状況から予測される事故を未然に防ぎ、作業中に事故が起こらないよう、対策を講じることが重要です。
例えば、天候不良で作業が進まない際の代替スケジュールを複数立てておいたり、雨天時の
滑りやすい足場に対する対策を講じたりできる人は、危機管理能力が高いと言えます。
・手に職をつけたい人
足場職人の仕事は専門性が高く、すぐに技術を身につけることはできません。少しずつ知識とスキルを高めて手に職をつけ、安定した仕事をしたいと考えている方には、足場職人の仕事がおすすめです。
建設業でAIの台頭が進んでいるとはいえ、足場職人の仕事がAIに置き換えられることはありません。将来性を考えても、足場職人の仕事がなくなることはないのです。
・将来独立を目指したい人
建設業界では、経験と技術を身につけた人物が独立を目指すケースがとても多いです。独立を目指すには、先述した資格のほかに、「建築物等の鉄骨の組立て解体等作業主任者」や「とび技能士」などの資格を取得すると、独立後の仕事獲得につながります。
独立を目指すのであれば、最低でも5年以上の経験が必要です。資金や物資の準備に加え、独立後の経営スタイルなどもビジョンを立てなくてはなりません。
■まとめ
この記事で解説してきたように、足場職人になるための第一歩として、足場特別教育の受講が必須です。スキルアップのためには、作業主任者の資格取得を目指すほか、その他の資格取得に向けて前向きに取り組んでいきましょう。一人前の足場工事職人を目指し、成長していきたいと考えている方は、西澤架設で一緒に働きませんか。
弊社では、ともに成長できる足場工事スタッフを募集しております。経験・未経験を問わず、足場工事の仕事に対する前向きな気持ちを持った方であれば、どなたでも大歓迎です。資格取得全額負担制度を設け、会社を挙げて資格取得を全力で支援していますので、ぜひ積極的に取り組んでいってください。
仕事を楽しめる環境を構築するために、オンオフの切り替えを重視した業務を心がけています。休みをしっかり取り、プライベートを充実できるよう、土日以外の休日設定も可能です。建設業では珍しく、残業も少ないため、疲れをしっかりと取って翌日の仕事に備えられます。
弊社社員の年齢層は、20代から50代まで幅広く所属しています。未経験の若手の方も、先輩社員が1からしっかりと指導しますので、安心してご応募ください。今までに、未経験で入社した社員も、今では一人前の足場職人として現場で活躍しているほか、独立済みの夢を果たした社員も多数います。
社員同士の交流も定期的に行い、仕事のモチベーションを上げるきっかけとして多くの社員が参加していますので、よろしければご参加ください。
足場職人の仕事に興味がある・手に職をつけたいなど、足場職人の仕事を始めてみたいと考えている方は、ぜひ弊社までご連絡ください。社員一同お待ちしております。