西澤架設の安全対策を紹介! 労働災害の防止は最優先事項です

皆さんこんにちは。埼玉県川口市を拠点に、東京都、千葉県で鳶工事などを手がけている株式会社西澤架設です。


建設現場において、何よりも優先されなければならないのが安全対策です。建設現場には多くの危険があり、しばしば「労働災害」が発生します。事故を防いでスムーズに工事を進めるためにも、現場に入る業者はできる限りの安全対策を取らなければなりません。


特に西澤架設は、他の職人を支える足場を作っていることから、建設業界自体の安全を守る立場だといえます。そのため、まずは自社の従業員の安全を守り、安全に対する意識を高めるべく、さまざまな取り組みを実施しているのです。ここでは、西澤架設が取り組んでいる安全対策をご紹介します。




■労働災害とは?



最初に、そもそも労働災害(労災)とは何なのかを確認しておきましょう。労働災害とは、業務に関連することが原因で労働者がケガをしたり、病気になったり、死亡したりすることです。大きく分けると、「業務災害」と「通勤災害」の2種類があります。それぞれの内容や認定基準を見ていきましょう。



・業務災害



労働者が事業主の支配下にある時、つまり業務中に発生した災害が業務災害です。事業所内や工事現場はもちろん、出張中や社用での外出中に発生した場合も、「仕事中」に起きているので業務災害となります。就業前後や休憩中の私的な行為で発生した災害は業務災害にはなりませんが、事業所の設備・管理などが原因で発生した場合は業務災害扱いです。



・通勤災害



通勤災害は、文字通り通勤中に発生した労働災害のことです。状況を大きく分けると、住居と就業場所との往復、就業場所間の移動、単身赴任先~帰省先間の移動の3パターンがあります。


認定されるためには、移動経路が合理的なものでなければなりません。また、途中で仕事と関係のない寄り道(飲酒する、映画館に入るなど)をすると、以降の道筋は通勤災害の対象から外れます。ただし、日用品の購入や通院、選挙の投票などをした場合は、寄り道であっても通勤災害として認められます。




■建設業の労働災害の現状



建設業は、他の産業と比較して多くの労働災害が発生しています。令和2年のデータだと、建設業における休業4日以上の死傷災害の発生件数は1万4,977人でした。全産業に占める割合は11.4%で、製造業 (19.6%)、陸上貨物運送事業(12.1%)、小売業(11.7%)に次ぐ第4位です。


また、「死亡災害」に限定すると、建設業の割合は32.2%と約1/3を占め、全産業中トップです。死亡災害の原因で最も多いのは墜落・転落(36.8%)で、道路における交通事故(14.3%)、崩壊・倒壊(10.5%)、はさまれ・巻き込まれ(10.5%)と続きます。さらに、熱中症も多く発生しています。


こう聞くと、建設業界で働くのが怖くなるかもしれません。しかし実際のところ、ほとんどの労働災害は「不安全状態」と「不安全行動」が重なった時に起きることがわかっています。たとえば、地上10階の高さで作業する際、「足場に道具が置かれていて歩きにくい」「墜落制止用器具も付けずにボーッと歩く」という要素が重なれば、高確率で墜落事故が発生するでしょう。


つまり、どんな状態や行動が危険なのかを理解した上で対策を取れば、労働災害は防げるのです。西澤架設では、建設業界は労働災害が発生しやすいことを自覚し、徹底的に安全対策を実施しています。




■西澤架設で実施している安全対策



足場工事の安全対策は、作業開始前から足場の解体時、そして現場以外に至るまで、さまざまな場面で実施されます。これまで数多くの事故があったからこそ、蓄積されたデータを基に安全対策が確立されてきたのです。西澤架設が実施している主な安全対策をご紹介します。



・体調管理



従業員の体は何よりも大切な資本です。西澤架設では、従業員の体調管理に気を配り、体調不良の従業員は絶対に現場に出さないようにしています。体調が悪いと作業の品質は低下し、労働災害の発生確率も高まってしまうからです。



・安全ミーティング



建設現場の状況は1つ1つ異なり、しかも常に変化し続けています。危険な場所や作業の注意点も、前の日と同じとは限りません。西澤架設では毎日安全ミーティングを実施し、作業開始前にポイントを確認しています。



・危険予知活動(KY活動)



危険予知活動とは、作業員同士で話し合って現場の危険な箇所を指摘し、起こりうるトラブルを予測し、具体的な対策を立てる活動です。危険予知活動をしっかり行えば、事故が起きる可能性を大きく低下させることができます。西澤架設では、作業開始前に必ず危険予知活動を実施しています。



・現場での声掛け、挨拶



作業員同士のコミュニケーションが円滑に行われていると、不明点の確認や問題行動の指摘、体調不良の察知などがしやすくなり、労働災害の予防につながります。現場における積極的な声掛けや挨拶は、最も基本的なコミュニケーションであり、西澤架設でも推進しています。



・現場のパトロール



現場の頻繁なパトロール(見回り)も、重要な安全対策の1つです。作業員以外の視点で現場をチェックして回り、危険な行動や状態を指摘して改善させれば、労働災害の発生確率を大きく低下させられます。



・ヒヤリハット活動



作業中、思わず「ヒヤリ」「ハッと」する出来事が発生することがあります。足場を踏み外しそうになった、工具を高所から落としてしまった、重機にひかれそうになった……。こうした「ヒヤリハット」は、労働災害の一歩手前の状態です。その内容をお互いに報告・共有すれば、労働災害の予防に役立ちます。



・ヒューマンエラー対策



作業員の危険軽視や不注意によって引き起こされる「ヒューマンエラー」は、労働災害に直結します。西澤架設ではヒューマンエラー対策として、現場における基本的なルールを徹底的に守らせ、保護具も適切に着用させています。



・天候に応じた対応



悪天候時には、足場工事を中断・延期しなければならないこともあります。「これくらい大丈夫」といって強行すると、労働災害を引き起こしかねないからです。西澤架設では作業員の安全を最優先し、作業を続行していいかどうかを慎重に判断しています。



・講習会への参加



安全な作業のためには、座学によって知識を身につけることも大切です。新人はもちろん、ベテランも知識をアップデートしていかなければなりません。西澤架設では、各種講習会に積極的に参加し、最新の情報に基づく安全教育を受けています。




■安全に作業するための服装・保護具



足場工事中の安全確保のために必要不可欠なのが、適切な服装や保護具の着用です。保護具をしっかりと着用すれば、事故の発生確率は大きく低下し、事故が発生したとしても命を守ることができます。西澤架設が活用している保護具をご紹介します。



・墜落制止用器具(ハーネス)



高所からの墜落を防ぐための器具です。いわゆる命綱のことで、身につけたベルトから伸びたヒモ(ランヤード)を手すりなどにフックで引っ掛け、墜落を阻止します。2021年までは「安全帯」と呼ばれていました。


2022年1月からは法改正により、建設現場の高さ5m以上の場所で作業する場合は「フルハーネス型墜落制止用器具」の着用が義務づけられています。フルハーネス型とは、複数のベルトで肩・腿・胸などを支えるタイプの器具です。墜落を阻止した際に体が抜けにくく、衝撃を体の各所に分散してくれるため、高い安全性を発揮します。


なお、法改正の際には器具の規格に関するルールも変更されました。旧規格の器具は、たとえフルハーネス型でも使用できません。西澤架設では、すべて最新の規格に適合した墜落制止用器具を使用しています。



・保護帽(ヘルメット)



人体の最も重要な部位である、頭部を守るための装備です。落下物や転落時の衝撃から頭部を守ってくれます。ただ頭に乗せるだけでは意味がないため、正しくかぶってあご紐をしっかり締めることが大切です。



・安全靴



建設現場の危険から足を守るための特別な靴です。つま先に頑丈な先芯が入っており、何かにつまずいた時や重いものをつま先に落とした時、釘などを踏んでしまった時などのダメージを阻止・軽減してくれます。また、転落・転倒のリスク軽減のために滑り止めも付いています。短靴や長靴、編み上げ靴、スニーカータイプなど、種類もさまざまです。



・保護手袋



手を守るための頑丈な手袋です。切り傷や突き刺しを防ぐ切創防止手袋、振動障害を予防する防振手袋、燃えにくい溶接用手袋といった種類があります。手はとても負傷しやすい部位なので、保護手袋の着用は欠かせません。



・その他



上記の他にも、状況に応じて防じんメガネや遮光メガネ、有害物質の吸引を防ぐマスク、騒音対策用の耳栓などを装着します。常に最適な装備で現場に臨むことが何よりも重要です。




■西澤架設では、ベテランが基礎から安全指導を行います!



ここまでご紹介してきたような安全対策は、誰でも最初からできるわけではありません。特に未経験者の場合は、しっかりと教育を受けてこそ知識が身につき、安全に作業できるようになるのです。そのため西澤架設では、経験豊富なべテラン従業員が安全対策を指導しています。


入社すると、まずは労働安全衛生法に基づく「雇入れ時教育」を実施します。主な内容は、作業着・保護具の正しい着用法や、作業指示をしっかり聞いてお互いに協力すること、正しい手順で作業をすること、立ち入り禁止のエリアには決して入らないことなどです。新たな建設現場に入る際の「新規入場者教育」でも、同様の指導を行います。


また、基本中の基本である元気のいい挨拶や、スムーズな行動には欠かせない「報連相」の指導も実施。作業後には必ず建物に損壊がないか確認することや、毎日ヒモ1本残さず清掃することなども教育しています。どれも当たり前に思えるかもしれませんが、こういった基本を徹底的に教えているからこそ、未経験者でも安心して働けるのです。


実際に未経験からスタートし、一人前に成長した先輩も大勢います。今後も従業員が安心して働けるよう、安全第一の体制づくりを推進する所存です。安全に配慮された環境で足場工事をしてみたい方は、西澤架設で一緒に働いてみませんか?


西澤架設では、随時求人募集を行っています。学歴や職歴、足場工事の経験などは一切問いません。真面目で向上心のある方であれば、未経験者や将来の独立を目指す方でも大歓迎です。もちろん、経験者の方は能力にふさわしい待遇でお迎えしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。


詳しい採用情報は以下のページをご覧ください。

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