皆さんこんにちは。
埼玉県川口市を拠点に、東京都や千葉県でビル・マンション・学校・団地などの中型物件から大規模物件まで幅広く足場工事を手がけている西澤架設です。
安定した生活のために、「手に職を」と考えている方も多くいらっしゃるかと思います。
仕事を決める上ではさまざまな選択肢がありますが、なかでも足場鳶は収入が保障され、将来性に恵まれたやりがいのある仕事です。
少子高齢化時代で建設現場は常に人手不足。少子高齢化というのなら新築着工数も少なくなるのでは……と思われるかもしれませんが、今はリノベーションも増えており、更新期を迎えた建物では足場工事を伴う外壁補修などがさかんに行われております。
コロナ禍で会社が倒産したりボーナスが減額されたなど、残念なニュースが入ってくる今日この頃ですが、建設業界は堅調を維持しています。
したがって足場鳶としての技術を身に付ければ、今後も拡大する需要に応え、しなやかに働くことができます。
今回は、足場の役割と種類を、プロが徹底解説します!
■鳶とひと口に言ってもいろいろ!
「鳶」という通称は木造建築を手仕事でつくっていた江戸時代に生まれた呼び方ですが、鉄骨造の登場や建築の高層化にともない「鉄骨鳶」、「重量鳶」、「機械鳶」という呼称が生まれました。
「鉄骨鳶」は、高層ビル、橋梁など、鉄骨の組立て・解体工事に携わる鳶のこと。
「重量鳶」は、冷暖房機械や重量物などを高所に移動設置する鳶で、橋梁関係などにも携わります。
「機械鳶」はリフトや杭打ち機などの機械類を扱う鳶のことを示します。
そして私たち西澤架設が手がけるような足場工事に携わるのが「足場鳶」。建設現場であまたの職人さんたちが作業できるように、必要な足場を設置するスペシャリストです。
ほかの鳶職に比べて仕事内容がシンプルで、それだけに汎用性が高く、また追究しがいがあり、技術も磨きやすいのが特徴です。
■足場鳶とはどんな仕事?
工事現場の足場には、二つに大別されます。
まず一つが、「吊り足場」。屋上など建造物の上部から吊り下げて設置するタイプの足場です。広さにゆとりがない現場や、ふつうに足場を組み立てることが難しい条件でも対応できるのが特徴で、工場などで採用されるケースが多く見られます。
もう一つが、パイプなどを地上から組み上げる「組み立て足場」です。
こちらは種類が多いので、詳しく解説していきますね。
・単管足場
狭いスペースでも使えて組み立ても比較的容易なので、住宅密集地をはじめとして、さまざまな場面で登場する足場です。クランプという接合金物で単管パイプを組み上げますが、建物の形状に沿ったかたちで足場を組めるフレキシビリティがあるのも特徴。 シンプルで簡易的な足場になるので、高層の工事よりも低層の建物の施工に使われます。
・枠組足場
最もよく使われている足場で、特に高層建築の工事に登場します。ジャングルジムのような単管足場に対し、筋違(すじかい)などの斜材や、建枠、ジャッキ、ジョイントなど構成要素も多く、より堅牢な足場を組めるため高所作業に適しています。
最近は超高層も増えていますが、枠組足場が適用されるのは地上45mほどの高さまでの建造物。足場を設置する際、ハンマーを使って地中に打ち込む必要もないので、騒音も起こらず重宝されています。
・くさび緊結式足場
ハンマーで凹凸がついた金具(くさび)を打ち込み、部材同士をつなげて組み立てることから、このような名称で呼ばれている足場です。枠組足場が高層建築ならこちらは中低層向けの足場。
ハンマー1本で組み立て・解体が容易にでき、作業時間ひいては工期が短縮でき、コンパクトに運べて輸送コストも下げられるので、幅広い工事で利用されています。
表面は溶融亜鉛メッキで処理しているので、錆びに強いのも特徴。高圧洗浄を行う外壁の塗装作業やメンテナンスでもよく使われます。
かつてアメリカ・ビティスキャホード社より輸入したものが一般化したため、別名「ビティ足場」と呼ばれることもあります。
・移動式足場
別名・ローリングタワーと呼ばれているもので、枠組足場の一種。組み上げた足場の下に車輪(キャスター)が付けられていて、必要な作業に応じてかんたんに足場を移動させられます。高さも自由に調節可能で、設備工事や配管工事、塗装工事など幅広い工事で使用されています。
■足場のサイズは、実は2種類あるのをご存じですか?
建築ではさまざまな寸法の単位が使われています。今は建築ではメーターモデュール(m)が主流ですが、いまだに日本伝統の尺寸(しゃくすん)で設計する人もいます。
足場にも実は二つ、規格が設けられています。
それは、「インチ規格」と「メーター規格」。
二つの規格を混ぜて足場を組むことはありませんが、なぜ、2種類あるのでしょう?
それぞれの由来や特徴を見てみましょう。
・インチ規格
インチ規格は、欧米由来の鋼製足場の寸法体系のこと。たとえば枠組足場はアメリカ発祥の技術なので、足場材にはインチ規格が使われているケースが多々あります。
基本としては短いもので610㎜(24インチ)、長いものだと1829㎜(72インチ=6フィート)。この長さをベースに、足場を補強する筋違などの長さも決定されます。
・メーター規格
とはいえインチという寸法体系は日本ではなじみがないので製造しづらい……という理由で、一般化しているのがメーター規格です。インチ規格のサイズに近づけているため、最も長いサイズではインチ規格の端数を落とした1800㎜(1.8m)という具合に。
くさび緊結式足場はメーター規格で、300㎜から1800㎜まで、300㎜を単位とした倍数になっています。
このようにアメリカ由来の足場の工法はインチ規格が主流、後になって派生した規格がメーター規格になります。寸法的にはちょっとした違いですが、実はこんな背景があるんですよ。
■足場鳶に向いているのはどんなタイプ?
なんだかいろいろルールがあってハードルが高そう、と思われるかもしれませんが、それは大間違い。
西澤架設ではベテランの先輩たちがていねいに指導する体制を整えており、未経験者でも本格的な技術を身につけることができます。
また、足場鳶に向いているのはどんなタイプ?と聞かれることが多々ありますが、西澤架設では基本的にやる気と向上心のある方なら大歓迎!
基本的にチームワークを守れて明るく真面目な人なら、大丈夫ですよ。
鳶、と聞くと一匹狼が多そうなイメージですが、足場鳶はチームワークが問われます。足場板は1枚1枚が重量があるので、チームで現場に入るのが基本。足場板を吊り上げ、目的の場所まで運んで配置する……ということは、けっして1人ではできず、仲間同士での連携が問われます。
サッカーなどチームスポーツが好きな人は、足場鳶の適性あり、と言えるかもしれませんね。巧みなチームワークの結果、できあがった建築を見上げる時は、チームスポーツに似た達成感や喜びが込み上げます。
ちなみに足場鳶は、建築業界のなかでも高収入の仕事として知られています。資格を取得したり、職長に登り詰めればさらに給料アップ。がっつり稼げるお仕事です。
達成感だけでは食べていけないので、収入も仕事を続けていくうえでの大きなモチベーションですよね。
今は若い人が稼げず、結婚しても子どもをもつ気になれない……という、イヤな社会情勢ですが、西澤架設は働けば働いた分だけ収入に反映できる環境づくりに励んでいる会社です。
■安全対策は足場のキホン! KY活動で事故を防ぐ
一方で足場について知識が増えると、どうやったら安全に組み立てができるんだろう、と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんな心配は無用です。
足場は建物の建設にかかわるすべての職人さんの安全を保障するのが大前提。
したがって、足場の組み立ても「労働安全衛生規則」の規定に従うことはもとより、足場のプロは何より安全性を第一に考えています。
西澤架設では転落防止対策として、ヘルメットの着用はもちろん、墜落制御用器具の使用も徹底。天候不順などで作業に差し障りが生じると判断した際には、安全性を優先させます。
またKY活動(危険予知活動)の取り組みにも余念がありません。
厚生労働省の統計によると、死傷災害の9割以上に「不安全な行動」が認められているとのこと。これには原因が二つあり、まず一つがヒューマンエラー。誰でも起こしうるうっかりした不注意による事故です。
もう一つはリスクテイキング。危険性のある行為を、あえて選んでしまう行動のことです。これは作業の油断や慣れから、これくらいなら大丈夫、と考えてしまうことも含まれます。
こうした事故につながりかねない何気ない行動を防ぐためにも、西澤架設ではKY活動を徹底しています。
■西澤架設は業績好調につき求人募集中!未経験者でも大歓迎です!
西澤架設は業績好調につき、現在、足場工事スタッフを募集中です!
新しいことにチャレンジしたいとお考えの未経験者の方、将来的な独立をお考えの方も大歓迎です。
人材育成に注力しており、技術をしっかり学べる教育体制や支援制度が整っています。資格取得の講習費用も会社が全額負担してキャリアアップを後押しするので、安心してチャレンジできますよ。
もちろん、経験者の方はキャリアに応じて優遇いたします。
建設業はなかなかお休みが取れない会社が大半ですが、足場鳶は心身の健康が前提条件。西澤架設では積極的に有給を取れる体制を敷いています。
またそれ以外にも、社会保険や雇用保険への加入はもちろん福利厚生が充実。
明るい未来のため、やりがいも収入も満足できる「足場鳶」として、ぜひ一緒に働きましょう!